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伝えたいこと
交流戦も終了し、皆さまいかがお過ごしでしょうか。惜しくも優勝は逃しましたが、同率首位の15勝は、チームがひとつになって戦えた結果だと思います。最後まであきらめない戦いがいろんな収穫を生みました。トロフィは手に入らなくても、タイガースファンの大きな賞賛の拍手は選手に届いていることでしょう!

さてタイガースはしばらく試合のない日が続きます。5日間も試合がないと、どうもいつものペースが乱れるなぁという感じですね。こんな機会に、と選手サイトをぐるっと見てきましたら、こんなメッセージを更新している選手がいました。

みなさんに伝えたいことが!

そう、関本選手です。関本選手が23日付のメッセージの中である団体を紹介しています。
先日少し報道でも話題になりましたNGO(非政府組織)団体「ONE」です。この「ONE」は貧困撲滅に向けて、日本政府に働きかける活動への支援を呼びかけていて、「ONE」公式サイトからの登録を通じ、7月の北海道洞爺湖サミットに合わせてその声を届けるそうです。

北海道洞爺湖サミットの主要議題に「環境・気候変動」がある、と先日ご紹介しましたが、貧困問題も議題のひとつ
アフリカ諸国における極度の貧困と飢餓の撲滅は、日本も常にその重要性を大きく訴えています。

日本政府は1993年から国連などいくつかの組織との共催で、TICAD(アフリカ開発会議)という国際会議を開催しています。アフリカの政府関係者らとアフリカ開発の実現に向けて議論する場で、今年も5月に横浜で開催されました。
貧困の問題は、日本に住む私たちにとって日常生活ではなかなか実感を持てません。しかしこれは国際社会で取り組むべき大きな問題であり、また同じ地球で生きる私たちはその現状を知らなければなりません。
関本選手が紹介している「ONE」は、そういった個人の力を大きな力につなげようと活動しているのだと思います。

地球温暖化防止も、貧困問題も、ひとりひとりが理解し、行動していくことから大きなアクションにつながっていくんですね。
関本選手のメッセージを読んで、改めてそのことを実感しました。


関本選手公式サイト『sekimoto3.net』
http://www.sekimoto3.net/

緑の力で温暖化ストップ!
さて、ここまで「NPB2008 Green Baseball Project」についていろいろご紹介をしてまいりました。なぜ今「温暖化ストップ」なのか、そして今プロ野球界が何をしているのかを少し知ってもらえたでしょうか。え?長くて読みにくかった?すみません。難しい話題だったのでつい。。。最後はそんな皆さんへ、目の疲れも癒されるこれのお話を。

甲子園のツタです。現在はリニューアル工事中につき残念ながらこのあおく美しい姿を見ることはできませんが、このツタも実は温暖化対策に役立っています

ツタは、球場が完成した1924(大正13)年に植えられました。もともと植えた目的は壁面の装飾で、装飾としてツタを選んだ理由は「一番手っ取り早く、費用もかからない方法」だったからとか。途中戦火の被害にあった歴史もありますが、昭和25年からの復旧により甲子園の名物として再び外壁をおおったのです。

で、かんじんの甲子園のツタと温暖化防止、その関係はこうです。

  ツタの葉によって外壁が直射日光に当たりにくい
    ↓
  球場外壁とツタの間の空気の層が、外壁の温度上昇を抑える
    ↓
  エアコン使用が減り電力消費が少なくなる
    ↓
  発電による二酸化炭素発生を減らす


実際、夏の猛暑の時期などはツタのおかげで5℃から10℃ほど球場室内の気温が違うとも言われています。そしてそれだけじゃありません。
■ツタの光合成が直接二酸化炭素を減らす ■葉からでる水蒸気が温度を下げる
さらには、外壁が傷まず80年以上もの間、大規模改修が必要なかったのもツタのおかげとも言えます。

都市部にはビルが増え、コンクリートやアスファルトが街をおおうようになりました。緑が減り、街の中には昼間の太陽熱がたまります。また窓を閉ざしてエアコンを使い、道路を大量の車が走り、外は排熱で熱気だらけになります。ヒートアイランド現象です。そしてその対策として注目されている「壁面緑化」や「屋上緑化」、現在では都道府県や自治体で、新しい建物に屋上緑化を義務付ける条例を設けているところもあります。甲子園球場はまさしくこの壁面緑化のさきがけだったのです。ただリニューアル工事により、甲子園のツタを見ることができるのはまだ先、しばらくおあずけなのか。。。

が、実は帰って来てるんです!!



ツタ、見ぃーっつけた!!!

実は先週土曜日、球場の1塁側デッキ横のタイガースショップ前にツタが植えられました。「ツタの里帰り」セレモニーがおこなわれ6本のツタが記念植樹されたんです。参加校を代表して近畿の学校からひと足早く、そうツタが帰ってきたんです。おかえり!ツタ!その他の高校で育てられたツタの苗木は現在阪神園芸さんが大事に育ててくださっており、来年3月に植樹される予定です。

地球温暖化対策にも重要な役割を持つ甲子園のツタ。球場をおおうまではまだまだ時間がかかりますが、
これからぐんぐん伸びていくと思うととても楽しみです。
みんなで一緒に大切に成長を見守っていきましょうね。
グリーン電力で交流戦って何だ?
「Green Baseball Project」の一環として、さらにもうひとつ「グリーン電力でのナイトゲーム実施」があります。これは12球団が、交流戦期間中に本拠地で主催するナイトゲーム58試合の照明を自然エネルギーから作られる電力で開催しようというものです。

グリーン電力、、、聞きなれない言葉ですね。この仕組みは自然エネルギーの普及や、環境対策のひとつとして、すでに多くの国で、企業や個人でも取り入れられている地球にやさしいシステムです。我々の生活に欠かすことのできない電気ですが、その発電のためには多くの場合、二酸化炭素やその他の有害物質や廃棄物を排出しています。これに対し、できるだけ環境に負荷を与えずに電力を生むのが自然エネルギーによる発電で、風力や太陽光、地熱などによる発電がこれです。そして、こうした環境にやさしい電力を購入する仕組みを「グリーン電力」と呼んでいます。

「グリーン電力」の使用と言っても、具体的に発電をするわけではありません。使用する電力消費量に応じて、電力会社に対して支払う料金とは別に、「グリーン電力証書」というものを購入します。(今回は交流戦協賛の日本生命保険相互会社様が購入、12球団にグリーン電力証書が発行されます。)グリーン電力証書を購入するのに支払った費用は、環境負荷の少ない自然エネルギーによる発電に使用されます。自然エネルギーによる発電で発生した電力は、電力会社などが買い取り、通常の電力として供給されます。「グリーン電力」は電気というエネルギーとしての価値に加え、CO2を排出しない地球温暖化防止という意味での環境価値を持っており、その環境価値部分を「グリーン電力」使用者が購入する、という図式です。現在電力会社や、グリーン電力事業者、自然エネルギー発電事業者によりいろいろな形でこの「グリーン電力」が導入されています。

つまり、この交流戦のナイトゲームで使用されている電力は、自然エネルギーによる発電という環境価値を含んだものと言えます。また、間接的にナイター照明がグリーン電力でまかなわれたと見なすことが出来ます。 簡単に言うと、、、交流戦のナイター照明の電力分、自然エネルギーによる発電を応援している、そんなところでしょうか。

ちなみに今回、58試合のナイター照明で使われるは35万2千キロワット分、グリーン電力証書の購入によるCO2排出量の削減効果は、約136トンを見込んでいるそうです。
そして今回の「グリーン電力証書」は沖縄のバガス発電(さとうきびの絞りかすを燃料とする発電)を中心に全国各地の設備で風力発電とバイオマス発電(家畜の排泄物や生ゴミ、木くずなど動植物から生まれた有機性資源による発電)により発電したもの、となるそうです。



「野球の力で温暖化ストップ!」

球界での取り組みを通じて、温暖化について関心を持ってくださる方がたくさんいたなら、まさに「野球の力」ですね。プロジェクトのおかげでいろいろ勉強になります。

試合時間マイナス6%
さて、今年NPBと12球団が実施しています「NPB2008 Green Baseball Project」についていろいろご紹介をしておりますが、
今回はこれです。「試合時間マイナス6%

プロ野球の試合は、球場での照明等の電力消費や飲食のゴミ処理、試合をする選手の移動やファンの皆さんの球場への移動など、さまざまな場面でエネルギー消費があり、CO2も多く排出しています。長い試合はそれだけ多くのCO2を排出することとなり、温暖化防止対策でプロ野球界ができる1つの方法として、試合時間の短縮を徹底することになりました。

過去10年間の平均試合時間は3時間18分だそうです。これに対して「マイナス6%」つまり12分の短縮をめざし、1試合あたりの目標試合時間を3時間6分に設定しています。試合時間はNPBサイト内で随時掲載されています。さて、肝心の試合時間を短縮する方法ですが。。。こちらをご覧ください。


これは選手ロッカーに掲出されているもので、選手への注意書き11カ条です。実際プレーの中身では「短縮」を意識することは難しいかもしれませんが主にプレーとプレーの間での「短縮」が選手には意識付けられています。攻守交代(イニングチェンジ)、投手の交代、投球の間隔、打者のマナーから、審判員の対応、球場側の試合進行等に至るまで細かな施策が設けられました。
このうちファンの皆さんが目に見えて分かるのが攻守交代(イニングチェンジ)でしょうか。各球場にタイマーが表示されているのをご存知の方もいるはず。球場ビジョンでの表示や、甲子園ではバックスクリーン内にタイマーが新たに設置されました。3アウトが宣告されてから次の回に移る際、2分15秒以内にプレーを再開することが指示されています。今までどのくらいの時間がかかっていたのか実感がないですが、タイマーでカウントされると確かに何となく急かされる感じはしますね。

試合時間の短縮については、試合終了が遅くなることの問題や、試合時間の長さと集客の問題などこれまでも様々に議論されてきました。確かに「最後まで見て帰れない」などお客様にとっての不満もあるのだと思います。あるいは「同じお金を払って時間が短くなるのは損」という考えや、「野球なら何時間見ても飽きないからかまわない」というファンの方もおられるでしょう。
けれども温室効果ガスの排出という点で言うならば、試合は短い方がいいというのは確かですね。無駄な時間を省くことで試合時間を短縮し、それが地球温暖化防止の一助となるなら、小さなことかもしれませんが大事なことだと思います。

野球の記録もヒット1本、投球1球からの積み重ねであることは、タイガースを応援してくださっているファンの皆さまならご承知の通り。地球を温暖化から守ることも、私たちができる身近なアクションの積み重ねです。選手たちが短縮に努めるのと同時に、観戦する我々も球場でのゴミを分別したり、球場へはなるべく公共交通機関を利用するといった「できること」があります。円滑な試合進行も、ファンの皆さん1人1人のご協力があってのことです。
球団・選手と一緒に温室効果ガスの排出削減に向け、全国のタイガースファンからもアクションを起こしていきたいですね。
グリーンリストバンド
地球温暖化防止に向けプロ野球界が今年取り組む「NPB 2008 Green Baseball Project」について内容のお話の前に、前回は少し国際的なお話をさせてもらいました。え?難しかった?…確かに難しい話になりましたね。ここからはファンの皆さまにも分かりやすい、野球に関係のあるお話でお付き合いください。

「NPB 2008 Green Baseball Project」では地球温暖化問題を、未来の子どもたちに今と変わらぬ環境を残せるかどうか?という問題ととらえ、日本を代表するスポーツのひとつとして、プロ野球界が広く声を上げていくことが、地球温暖化防止アクションへとつながると考えています。球団・選手・ファンが一体となることで広く社会への「啓発」にもつながるよういろいろな取り組みを始めています。

そのひとつが・・・

え、よく見えない?すみませんね。こちらでどうでしょう。

「何これ?」と思われた方はこちらを。すでにご存知の方はこのままどうぞ↓。

そうです。試合で選手が装着していた、あのリストバンドです。
5月の交流戦2試合で腕にはめていたこのリストバンド、これもまさに「NPB2008 Green Baseball Project」の一環なのです。地球温暖化防止活動の象徴的カラーであるグリーン、確かに球場でも色鮮やかに映えていましたね。

これを見た方が「何あれ?」と興味を持ってくれること、それこそがまさにこのリストバンドを装着した目的です。ファンの皆さんにも地球温暖化防止活動について興味を持っていただき、球団・選手とともに一緒に考えてもらえるなら、それがこのプロジェクトの第一歩だと思います。また、同じリストバンドがNPBオフィシャルオンラインショップや一部球場売店でも購入できるようです。選手とおそろいで身につければ、温暖化防止の大切さをチームと一体となってアピールできますね。

このグリーンリストバンド装着は今後も予定されており、環境月間中の6月8日(日)、15日(日)および洞爺湖サミット開催中の7月8日(火)に行います。6月は環境月間で、環境省の呼びかけにより全国で行事が行われているそうです。また、よく聞く「北海道洞爺湖サミット」(リンク→洞爺湖サミット公式サイト)ですが、これと地球温暖化の関係がいまひとつ??ですよね。しかーし実は大きく関係しています。なぜならば今回の主要議題のひとつが「環境・気候変動」だからです。ちなみに「北海道洞爺湖サミット」とは通称で、正式には「第34回主要国首脳会議」と言います。昔、社会の授業で習ったような習ってないような…いわゆるG8とよばれるものですね。日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアという8か国の首脳とEU(欧州連合)の委員長が参加し、毎年開催されている首脳会議がG8で、今年は日本が議長国となって開催します。

日本でサミットという大きな会議が、「環境・気候変動」という主要議題を持って開催される2008年、そして前回お話しした京都議定書の第一約束期間の開始年である2008年。どうして今、地球温暖化防止・温室効果ガス削減が大きく訴えられているのか、それは今年があらゆる意味で重要な年だからなんですね。

地球温暖化防止に向けてまず私たちがすぐにできること、
それは、地球温暖化防止を「みんなで考えること」です。
考えて、理解して、そしてみんなで取り組んでいかなければいけない。
グリーンリストバンドにはそういった大切なメッセージが込められています。
この機会に地球温暖化防止に向けて「できること」を一緒に考えてみませんか。

    「野球の力で温暖化ストップ!」

NPB 2008 Green Baseball Project
今回は少し難しい、でも大事なお話を。
地球温暖化、CO2削減、省エネ…誰でも一度は聞いたことがあるし、少しは知識もあって、努力しなきゃいけないことも分かってる。でも実際何をやればいいのか、自分に何ができるのかはいまひとつ分からない。地球環境問題って、分かるようでいて、なかなか実感がわかないのが正直なところです。

日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団は今年「NPB 2008 Green Baseball Project」と称した地球温暖化防止活動を行っています。これは2005年に環境省が提唱した国民運動「チーム・マイナス6%」と、NPB・12球団が協力し、年間を通じてさまざまな取り組みを行おうというものです。京都議定書で義務付けられた日本の温室効果ガス(※)削減の数値目標である6%を達成するために、「チーム・マイナス6%」では環境省がチームへの登録を呼びかけ、情報提供や交流でその意識向上と具体的アクションを提案しています。
    ※温室効果ガス
     大気中に含まれる二酸化炭素やメタンなど、太陽からの熱を地球に封じ込めるガスのこと。地球上にこのガスがなければ地球の平均気
     温はマイナス18℃になると言われ、生命の存在しない星となる。しかし逆に大気中にこのガスが増えすぎると地表(惑星表面)を暖め、
     地球温暖化(地球規模での気温上昇)の原因となる。このガスの濃度上昇は人間の生活に大きく関係している。


1997(平成9)年12月、地球温暖化防止京都会議が日本を議長国にして行われました。人間の生活が地球環境に及ぼす影響の中で、温室効果ガス排出量に水準を設けてその削減に取り組む目的の条約、いわゆる「気候変動枠組条約」(1994年発効)を結ぶ国々が毎年集まって開催される会議の、第3回がこの京都会議でした。そしてこの京都会議で採択され、日本も署名をしたのがよく聞く「京都議定書」です。地球温暖化防止対策に向けての、国際的な約束として効力を持つ重要な議定書となりました。

議定書では温室効果ガスの削減のため、締結国のうち先進国全体での総排出量を5.2%削減することが定められています。また国ごとの削減目標として日本に対し定められたのが冒頭で書いた6%です。けれども6%の削減、これは簡単なことではありません。1990年の排出量を基準としての6%削減ですが、実際には基準年となる1990年以降も日本の温室効果ガス排出量は増加しているのです。現在を基準にすれば6%では全く足りない、ということなのです。
そしてここで義務付けられた、日本の削減数値目標6%には目標を達成する期間が定められています。2008年から2012年までの5年間を「第一約束期間」として、この間に日本は温室効果ガスの平均排出量を6%削減(1990年との比較)しなければなりません。

難しい話になりましたが、この第一約束期間である2008年がすでにはじまっているのです。京都議定書の約束期間が始まった今年、プロ野球界は地球温暖化防止活動を率先して実施して行こうとすでにさまざまな取り組みを始めています。
次回以降はその取り組みについてお伝えしたいと思います。