ボイス

ボイススタッフルーム

ちょっとしたニュースや選手の話題など、球団のこぼれ話を公式サイトスタッフが不定期にてお送りします。

最近の記事
アーカイブ

阪神タイガース公式サイト「スタッフルーム」は Tigers-net.com のブログ(blog)サービス「T-Blog(てぃぶろぐ)」で運営しています。Tigers-net.com 会員なら無料で、会員でない方も月額315円のダイヤルアップコースにお申込いただくとT-Blogをご利用できます。

プロ野球選手という仕事
「さむっ!」 安芸キャンプの朝も散歩から始まります。
昨日も風が冷たいという話をここでしましたが甘かったです。
今日はさらに気温が低く、散歩に行く選手が一歩外へ
出たときの第一声ランキング1位が冒頭の言葉でした。
天気予報が当たっていることをうらめしく思うほどの寒さです。
そんな寒い4日目も、グラウンドには熱い視線が注がれました。
土曜日ということで早くからたくさんのファンが球場を訪れ、
特に子どもたちがスタンドを走り回って選手を追う姿が多く見られました。
選手たちもその熱い声援に寒さも吹き飛んだことだと思いますが、
寒さを跳ね返す原因がもうひとつありました。それは・・・
練習メニューがいつもより短め!だったことです。
早く練習が終わったり、雨で中止になったりすると、選手は「うれしい」
という話をよく聞きますね。それを聞くと、プロなのにそんなこと言ってて
いいのかな、雨でも雪でも台風でも仕事してる人はたくさんいるのに、
などと少しマイナスなイメージで受け止めたこともありました。
けれどこうして選手の練習を目の当たりにしてみると、その言葉が
けっしてなまけた言葉ではないことを痛感して、選手に申し訳なく思います。
それは選手の練習が考えていた以上の厳しさだということを感じるからです。
スポーツニュースや新聞などで報じられるキャンプ情報でも大変さは
感じることができますが、部分的だったり客観的になったりします。
実際に球場で選手が練習する環境や緊張感や生の表情を見ることで
感じるものはとてもたくさんあると思うし、一方で少しでもそこに触れることで
報道される選手のコメントの裏にある感情やその言葉ひとつひとつの意味を
より強く理解できる気がします。新しいおもしろさが発見できます。
そしてそれはキャンプに限らず、シーズンの試合や練習でも同じことで、
生で自分の目で見ることの感動はそんなところにもあるのかもしれません。
もちろん世の中には大変な仕事をしている人がたくさんいるわけですが
プロ野球という世界を見る一人のファンの目線としては
十分に感じる価値のある経験ができるのではないかなと思うのです。
まだ試合を観に行ったことがないという方には、ぜひこの感動を味わって
もらいたいです。プロ野球選手が「夢や感動を与える」職業と言われる
意味に、きっと気づいていただけると思います。




この記事のトラックバックURL
http://tigers-staff.tblog.jp/trackback/72065
トラックバック
野球・強打者への道標・スイングタイム
野球が始められてから百数十年を経てもなお、未だに正確な答えがだせないでいる・・・ 打者が打つ気になってバット始動・球をとらえる迄の時...

        打撃連勝、球速タイム | 2008/01/08 5:52 PM