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努力で手にするもの
このあいだ11月が終わったと思ったら、もう12月も下旬なんですね。みなさんもきっとお忙しい毎日をお過ごしでしょう。ちまたでは景気の問題が途切れることなく伝えられている中で、確かにどうしてもプロ野球の世界は景気よく見えますね。なんとなく。でも実は、不断の努力で積み上げた実績や地位で、つまりは自分の力でそれを手にする、そういう世界って野球選手に限らずきっとたくさんあるんですよね。
・・・え?今日は愚痴っぽい?いやいや(汗)球界やその他の世界でも、そういう特殊な世界ってやっぱり夢があるなぁ、と感慨深くなってるだけです。というわけで(←ムリヤリ?)今日は安藤選手と赤星選手が契約更改に臨みました。


安藤選手のコメント(19日、契約更改後会見より)
評価していただきました。13勝という勝ち星と今年ほとんどの部門で自己最高の数字を出した、そこを評価してもらった。球団から、来年も軸としてと言われたので頑張ろうと思う。個人的には今季自己最高の成績を残せたが、優勝できなかったので満足できなかった。特に10月8日巨人戦、中4日で先発したけど結果を残せなかったことは悔しい思いが残った。(来季に向けては)長いイニングを投げて、イニング数にこだわっていきたい。JFK等いい抑えがいる環境で、僅差の試合で長いイニングを投げるのは難しいかもしれないが、投げさせてもらえる信頼を得て頑張りたい。
自分自身もチームも、そしてファンの皆さんも悔しい思いをしました。来年は今年のことを忘れるわけにはいかないが、心のすみにおいて、またイチからという新しい気持ちでやっていきたいと思います。応援よろしくお願いします。


赤星選手のコメント(19日、契約更改後会見より)
サインしました。年間通じて活躍してくれたと、野手ではトップクラスと言っていただいた。あと数字を見ても一番いい数字が多かった年。また野球以外の部分でも評価の言葉をもらいました。今季は優勝できなかったし、そういう意味では「納得」というのではないです。選手会長としての要望も伝えました。球団へは早いうちからも伝えており、早期で動いてくださっている。いくつかはまだ検討中だが選手の意見を取り入れてくれているのは感じます。要望?1つ、球場に選手の家族が待機する部屋が今までなかったので作れないかというお願いをした。
今年僕は出塁率にこだわってきて、出塁率も四球も(セ・リーグで)3番目。タイトルにこだわらなくともむしろそういうものに関わることでチームに貢献できる。なのでトータルで考えた時に全ての数字が高いところにいたい。得点は今年トップでも優勝できなかったが、得点が多いのはチームとして打線として機能している証拠なのでそこはポイントかな。出塁率を上げる、ファウルを増やす、そういうのが僕の中で勲章だと思ってる。僕の持ち味はそこなんでそれを生かす野球をしないといけない。来季に向けて、個人的にさらに望むものとしては長打。新聞に出ましたが決してホームランをいっぱい打とうとは思っていない。2塁打3塁打が今年少なかったのでそれを来年増やしたい。ただ最大の目標はチームが優勝することであってそのために1番打者として何をしなきゃいけないのか、今年やってきたことプラス何を、と。それを考えれば優勝するためにチームにも貢献できると思っています。


―うーむ。深い。とりあえずお金の話はさておき(笑)。
今年を振り返っての反省、明確な次の目標。選手の皆さんからは、この時期そういう話がたくさん聞こえてきます。

目標→準備→努力→結果 → 次の目標→準備…

野球選手だけじゃなくて、子どもでも学生さんでも、サラリーマンでも社長さんでも主婦でも誰でも。そう、実は誰もがこういうサイクルできっと前進していくんですよね。でも「自分の目標を達成する」こと ・・・これがなかなか簡単にはできていない(泣)ということに気付かされます。
選手たちの「有言実行」を見ていると、立場は違えど自分の「実行力」を振り返って、刺激を受けたり、勇気をもらったり、力になったり。そういうことってありませんか。プロ野球の魅力ってプレーだけじゃなく、そういう選手個々の魅力でもあるんだなとあらためて実感した今日でした。
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