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レギュラー奪取
今日の甲子園は、曇ったり雨が降ったり晴れたりと移り気な天気でまた少し冷えたように感じる日でした。

銀傘の工事も進み、外から見ても・・・というか見えないのでよく分かりません

球団事務所では今岡選手の契約更改が行われました。
今季の今岡選手は55試合、率.172、29打点、本塁打7。出場試合数がプロ12年で、2000年(40試合)に次ぐ少ない数でした。その今岡選手、今日の契約更改後会見では今年の9月を「何かをつかんだ」と表現しました。

ファンの皆さんもこの試合には度肝を抜かれましたよね。そう、9月11日―。
5月25日の登録抹消以来、3ヵ月半にわたりファーム調整中だった今岡選手は、この日も同じように朝から鳴尾浜で練習。そこに岡田監督から電話「1軍や」。さらに告げられた「スタメンや」という言葉。今岡選手は急きょ甲子園へ移動しました。

対東京ヤクルト20回戦、初回先発のリーソップ選手は2点を失います。その裏、今岡選手にいきなりチャンスでまわってきます。1死から四球の平野選手を1塁に置いた第1打席は、フルカウントから左中間へ、同点に追いつく2ランホームラン。甲子園球場に久しぶりに響いた「3番サード今岡」に沸いたスタンドが、一気に大歓声に包まれました。


その後試合は、東京ヤクルトが6回7回に1点ずつ返し、阪神は2点ビハインドのまま、9回裏へ。チームはこのカード1戦目2戦目ともに、得点は1回と9回だけ、しかも2試合連続サヨナラ勝ちという不思議なツキを感じる流れ、誰もが「何か起きるはず」と信じていました。

9回裏、先頭の代打桧山選手が二塁打、続く葛城選手がライトにフェンス直撃の三塁打で、1点差。さらに矢野選手が二塁打で同点。最高のボルテージになった球場。もう勢いは止まらず、1死後に赤星選手はレフトにヒットをはなち、平野選手の敬遠で満塁。ここで今岡選手が登場します。1球1球に期待がこもる中 ― 押し出し四球。
ボールがミットを弾いたそのわずか一瞬に息をのむ静寂があったかなかったか。次の瞬間、今岡選手は両手を挙げて喜びを表現しました。3試合連続のサヨナラ勝ちです。

この日は今岡選手34歳の誕生日。そして今岡選手は鳴尾浜での練習後、夕方から家族とのパーティーを予定していたとか。
そしてその誕生日に今岡選手の1軍復帰を決めた張本人は・・・「きょうは誕生日やしな。そういうことやん
そういうこと、だそうです。なるほど。


今岡選手のコメント(18日、契約更改後会見より)
サインしました。まぁ上がることはないんで。今年は振り返るところが9月しかないが、ある程度ヒントをつかんだかなと思います。バッティングの内容が良くなったとか、そういういろんなものを感じながらできた。数ヶ月ファーム生活があって、上がった時にそれまでと違ったものが出せた。それがなぜなのかを突き詰めた時に自分の中で感じるものがありました。これだというものは日々感じるものなので。中身も技術も両方で感じるものがあったということです。
自分はレギュラーを保障してもらえる立場じゃない。目標はあくまでレギュラーを獲ること、それに向けて頑張りますと球団にも話しました。それに自分はあれこれ主張できる立場でもない。打順が何番だろうがレギュラーとして頑張ろうと思います。
からだの方はトレーニングは進んでいるので、今年も言っていましたがメンタルの部分も強化したい。そこは大事だと思います。具体的には難しいが心の持ち方・感じ方です。


会見で改めて、危機感と決意を語った今岡選手でした。
今岡選手!芸術的なあのバッティングを多くのタイガースファンは待っていますよ!
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